SONYの穴あきイヤホン「LinkBuds」が見た目も製品コンセプトも新しい。ながら聴きイヤホンの理想系。

今まで使用していた初代AirPodsがついに聴こえなくなりました。どうやら購入してから5年半くらい使ってたようで十分使ったかと。そこで新しいワイヤレスイヤホンを購入することにしました。

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穴あきイヤホン

購入したのは、SONY LinkBuds。2022年2月に発売した「ながら聴き」をする人に向けたイヤホン。耳を密閉するカナル型イヤホンですがイヤホン本体に物理的に穴を開けることで、音楽などを聴きながらも自然に外音も聞こえるようにしてしまおうという製品です。

最初の印象は「ちっさ!」
サラッとした表面処理を施した充電ケースは、握りたくなるカタチをしています。
左から初代AirPods、LinkBuds、Beats Studio Buds。

比較するとLinkBudsの小ささが際立ちます。

LinkBudsは、機械的に集音して周囲の音を聞こえるようにする外音取り込み機能とは違い、そのままの音が耳に入ってくるので、より自然に聞こえます。その説明だと何も感じないかもしれませんが、外音取り込み機能が当たり前になった今、このような着想ってかなりバイヤスを外してモノゴトをとらえないと考えつかないアイデアだと思います。そして、それを実現できるSONYのデザイン力と技術力。やっぱりSONYっていいなぁ。

音体験の変化

僕は、普段家庭ではイヤホンをつけて生活することが多いです。以前はスピーカーから音楽やラジオを流している事が多かったのですが、子供が生まれてからは、あまりスピーカーを使わなくなりました。

テレビで録画した教育番組やNetflix、YouTubeを流すことが多いので。子供が寝ているときに食器を洗ったり、動画や音声コンテンツを楽しむ時にイヤホンをつけますが、それだと妻の声が聞こえなかったりし困ることがあります。

このLinkBudsだと音コンテンツを聴きながら周りの人との会話も自然にできるのが嬉しい。一時期、機械的な外音取り込み機能のついたイヤホンも使っていましたが、やっぱりカナル型特有の閉塞感と不自然な外音の鳴りが慣れなかったのですが、このLinkBudsはかなりいいです。UX高い。  

 

環境に配慮

このイヤホンは再生プラスチックを使用しているそうです。直接肌に触れる製品に再生プラスチックを使用するというのは今までにあまりないことなんでしょうかね。パッケージもすべて紙を使用。細かいビニールとかも一切使用していません。かなりの徹底ぶり。

外箱に透明なビニールとかはついていません。
中もすべて紙パッケージ。素晴らしいつくりです。

「ながら聴き」をするのは若い世代が多いんだそう。そんな若い世代ほど環境問題への意識が高い人が多く、SONYはその「価値観」を共有することを大切にしているのだとか。

この辺の徹底ぶりや製品のストーリー性も、さすがSONYといった感じです。

2022年6月にはLinkBuds Sという穴の開いていないイヤホンが発売されています。ノイズキャンセル機能、外音取り込み機能を搭載したモデルが発売されていますが、僕は断然、穴の開いた「LinkBuds」。


カナル型特有の閉塞感や機械的な外音取り込み機能は苦手という人、軽いイヤホンを探している人、そしてSONYと価値観を共有したい人にはオススメのイヤホンです。

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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