前編はこちら。
コンデジ中心に様々なメーカーのカメラを使用していましたが、後編はどっぷりソニー。
さっそくどうぞ。
SONY NEX-7
ニコン「D90」の次に所有したメイン機は、ソニーの「NEX-7」。2011年に発売予定だったカメラでしたが、生産工場が洪水に見舞われ、2012年に販売が延びた。
コニカミノルタがカメラ事業を撤退し、ソニーがコニカミノルタのαマウントを継承。それとは別にソニーは独自のEマウントを開発し、ミラーレス機『NEXシリーズ』を販売しました。
今までのカメラメーカーとは印象の異なるスタイリングやUI、一眼レフにはないサイズ感、そしてSONYらしいブランディング構築。
特に「NEX-5」と、この「NEX-7」は、秀逸でした。僕が最も好きなプロダクトデザイナーのひとりでもある高木紀明氏がデザインを手掛けています。
開発者、デザイナーインタビューとか何回も読んだ。
革新的なインターフェース「Tri-Dial Navi(トライ ダイヤル ナビ)」は、まだ一眼カメラに慣れていないけど、いろいろ設定をいじって撮りたい僕には最高でした。カメラ特有の英語機能文字(AとかSとかPとか)はないのに、スタイリングはオーセンティック。
ミラーレス機なのに、有機ELファインダーが搭載されており、ソニーの技術力の高さを感じました。
このサイズ感、技術力、デザインポリシーみたいのを感じ、僕はD90を売って「NEX-7」を手に入れたのでした。
使用していたレンズは、標準キットレンズ含めて3本。
まずは以下、標準レンズキット18-55ミリf3.5-5.6で撮った写真。
2本目は、ツァイスの16-70mmF4の標準ズームレンズです。いわゆるF4通しというもので、このレンズがあれば、大体なんでも撮れる万能なレンズでした。しっかりカリッと映る、そんな印象。
このレンズに合わせて、24mmF1.8というツァイスの単焦点があれば、NEXシリーズは最強だったはずです。
以下、ツァイスの16-70mmF4のレンズで撮った写真。
そしてもう一本は、フォクトレンダーのNOKTON classic 35mm F1.4というレンズでした。このレンズは以前、ブログに記載した通り。マニュアルレンズで、このレンズ特有の写りが大好きでした。
以下、フォクトレンダーのNOKTON classic 35mm F1.4で撮った写真。
「NEX-7」は、2012年から2019年まで使いました。
本当にいいカメラでした。そしていろんな思い出を記録に残しました。
SONY α7Ⅱ
次は、ソニーの「α7Ⅱ」。ここで僕のカメラのセンサーサイズがフルサイズになりました。「α7Ⅱ」は、2014年に発売したカメラ。
ソニーがミラーレス一眼市場で、いち早くフルサイズの「α7」を開発・販売。それにより、ソニーが台頭し、キャノン・ニコンの2強というカメラ市場の印象は一気に変わりました。
僕は、「NEX-7」と「ツァイスの16-70mmF4」を下取りし、中古の「α7Ⅱ」を購入しました。下取り&購入は、マップカメラです。
「NEX-7」から「α7Ⅱ」に変えた理由は、撮った写真をすぐにiPhoneに送りたかったから。そのために、Wi-Fi対応ワイヤレス通信搭載の「α7Ⅱ」にしました。息子が生まれる数ヶ月前のこと。
レンズは、しばらくフォクトレンダーのNOKTON classic 35mm F1.4のみでした。フルサイズ機にしたことで、このレンズを35mmの画角で使うことができた。
まずはNOKTON classic 35mm F1.4で撮った写真。
そして、息子が成長し、やはりAFが必要になったタイミングで、NOKTON classic 35mm F1.4を下取りに出し、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAというレンズを購入しました。
フルサイズ ミラーレス一眼で、当時携帯性を求めるなら、なかなか最強な組み合わせだったと思います。
写真家の鈴木心さんも、α7sにSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAがなかなかいいってことを言っていました。
以下、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAで撮った写真。これもなかなか良かったなぁ。
SONY RX1RM2
そして、次は現在使用中のカメラ、ソニーの「RX1RM2」。2016年に発売のカメラですが手に入れたのは、2022年。
「α7Ⅱ」にSONYの35mmのレンズをつけて使っていましたが、レンズ交換もしないのでレンズ固定式のカメラでもいいなとと思いました。
「RX1RM2」であれば、同じソニーで35mmのレンズでフルサイズ 。よりコンパクトで携帯性に優れ、カメラの外観やデザイン思想も素晴らしく、現段階では僕が求めるものがすべて詰まっている、かなと。
今のところ、「RX1RM2」から乗り換える予定はない。今のところ。
そして、いま気になるカメラ
とは、いっても気になるカメラがないわけではありません。
少しのお金と気持ちの余裕があれば、手に入れたいと思うカメラがいくつかあります。
1つ目は、ソニーのコンデジ「RX100VII(DSC-RX100M7/RX100M7G)」。
ポケットにも入るコンパクトな筐体にモンスター級の機能を詰め込んだカメラです。センサーは1.0型で、写真にも動画にも強いと評判。これさえあれば!というような万能コンデジといった印象です。
2つ目は、リコー「GR DIGITAL」。あの時(前述)、手に入れなかったからなのか、一度は使ってみたい王道スナップカメラ。こちらもコンデジ。
やはり、今の僕には携帯性というのは非常に魅力です。
そして、最後3つ目。ライカ「M9」。CMOSセンサーではなく、CCDセンサー搭載の2009年のカメラ。
以前から少し前のフィルムのライカには興味がありましたが、以下、マップカメラさんの記事を読んで非常にほしくなったカメラです。デジタルカメラだけど、低画素でCCDセンサーだからか、フィルムに近い画が撮れるらしい。フィルム自体が価格高騰している今、デジタルでそんな画がとれるならこれは欲しくなる。
ライカって、最高に不便であってほしいと思っているのは僕だけではないはず。いつかはライカ、か??
まとめ
過去の所有していたカメラを振り返ってみて、結構いろんなカメラを使っていたなぁ、そして、どのカメラもいいカメラだったなぁと改めて思いました。
これから先、さらに技術が進化し、撮影スタイルや発信方法、カメラ自体の在り方が変化していくと思います。楽しみだぁ!
そして、どんなに技術や時代が変化したとしても、僕はお気に入りのカメラを使って、素敵な写真、素敵な記憶を残せるように、毎日大切な人と楽しく過ごす、そんな当たり前を常に心がけていきたいです。
おまけ
以前が祖父が使っていたフィルムカメラも使っているよー。4年に一回のペースで現像予定。
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