2000年代以降、元インハウスデザイナーのカメラ遍歴を写真とともに振り返る。前編。

カメラ好きなら他のヒトの機材が気になります。そして、そのヒトがどのようにして今の機材にたどり着いたかなども、趣味嗜好が垣間見れて楽しいです。

なので今回、僕がはじめて使用したカメラ(2000年代)から、現在使用中のカメラまでを写真とともに振り返っていきたいと思います。結構長くなってしまったので前・後編に分けます。

それでは前編、どうぞ。

目次

TOSHIBA sora T15

僕がはじめて手に入れたデジタルカメラは、東芝の「sora T15」というカメラ。2002年に発売された製品です。当時、僕はまだ学生で、先輩から数千円で売ってもらいました。

あまり意識しませんでしたが、当時は東芝もカメラをつくっていたんですね。

2000年代前半は、各国産電機メーカーがカメラ付き携帯電話をつくっていたので、驚くことではないのかもしれませんが、東芝製のカメラと聞くとかなり新鮮。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1112/toshiba1.jpg

可愛らしいスタイリングで、前面が着せ替えができるというプロダクト。当時は、ガラケーで着せ替えできるという製品が多く、それをカメラにも取り入れた感じでしょうか。デザイン家電とかデザイナーズ携帯というコトバが流行った時代のデジカメです。形はいい意味でカメラっぽくなくて素敵。

機能・性能としては、200万画素で、単三電池で動くということは覚えています。そして、電池はすぐになくなった。当時はそれが当たり前だった。

学生時代、ニュージーランドに1ヶ月ぐらいホームステイしたときもこのカメラを持って行きました。

以下、「sora T15」で撮った写真。

Toshiba Digital Camera
Toshiba Digital Camera
Toshiba Digital Camera

Canon IXY DIGITAL L

次に入手したのはキャノンの「IXY DIGITAL L」。2003年に発売されたカメラ。この時も僕はまだ学生で自分の作品を撮影するのに、カメラが必要でした。

東芝の「sora T15」では物足りなく、バイト代を貯めてこの「IXY DIGITAL L」をビックカメラ立川店で購入。Ω

https://global.canon/ja/c-museum/product/dcc489.html

学生時代のポートフォリオの写真は、すべてこのカメラで撮影しました。

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機能・性能としては、400万画素。マクロモードあり。リチウムイオン電池で起動。そして、コンパクトで高級感を感じる筐体でした。

大学を卒業し、社会人になって最初の上司もこのカメラの白(パールホワイト)を所持していました。ちなみに僕は、黒(ピアノブラック)だったのですが、上司からは「なんで黒にしたん?白の方が高級感があるやん?」なんて言われたのことを思い出します。

以下、「IXY DIGITAL L」で撮った写真。ろくな写真がない。

Leica C-LUX 2

次に購入したカメラは、Leicaの「C-LUX 2」というコンデジ。ライカといっても、PanasonicのOEMで、2007年に発売されたもの。

https://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/03/12/5807.html

Panasonic製(LUMIX DMC-FX30)であれば、3、4万円で購入できたものを、ライカの称号が欲しくて、倍の6、7万円払って、ネットから購入しました。

機能・性能としては、700万画素くらいで、画角は35mm判換算28mm〜と広角。とにかく良く映った。電源を入れると液晶に赤いライカのロゴが表示されるのも誇らしかった。

当時は、一人で旅行に行くこともあり、このカメラをよく持ち歩いていました。

写真は、屋久島や熊本、福岡など。当時はまだmixiが流行っていて、画像をアップしたら良く褒められることがありました。

このカメラを購入する際、リコーの「GR DIGITAL Ⅱ」と迷ったのを覚えています。確か価格も画素数も画角もほぼ一緒だったかと。どちらを購入したとしても後悔のない製品でした。この時、GRの購入見送ったからなのか、現在に至るまで、GRは所有したことはない。ただ、やはりいつかはGRユーザーになってみたいと思います。

Nikon D90

次に購入したのは、ニコン「D90」。ついにデジタル一眼レフカメラを購入しました。中級者向けのカメラで、2008年発売。社会人何年目かの冬のボーナスで、ビックカメラなんば店で購入しました。

ファインダーから覗く景色、画角を決めるためにズームレンズの操作、ガッシャンと力強いシャッター音、よくわからない設定、大きくて重たい筐体、、、はじめての一眼レフは、とても新鮮で技術的探究心を満たす素晴らしい体験をさせてくれました。

https://kakaku.com/item/00490711142/images/
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本体と一緒に購入した18-55mmのレンズキットの他に、28mmF2.8(35mm判換算42mm)の少し古い単焦点レンズを購入しよく使っていました。

本当は、35mmF1.8(35mm判換算52mm)の単焦点レンズを購入しようとお店に行ったのですが、当時はそのレンズの見た目が好きになれず、28mmF2.8を購入したのでした。

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写真は、京都とか、瀬戸内とか。

このD90以来、一眼レフカメラは使っていない。

CASIO EXILIM G EX-G1

次に購入したのは、カシオ「EXILIM G EX-G1」というコンデジでした。2010年に発売された通称G-SHOCKカメラ。

こちらもビックカメラなんば店で購入しました。

https://kakaku.com/item/K0000080302/images/

G-SHOCKカメラというだけあり、防水・防塵・耐衝撃という性能。そして、とにかく薄くてコンパクトで、堅牢性を感じるスタイリングが特徴でした。メディアはマイクロSD。

D90はメイン機、この「EXILIM G EX-G1」はサブ機として使っていました。ラフに扱える軽量なカメラだったこともあり、当時はよく首からぶら下げて、どこにでも持ち歩いていました。

前編まとめ

前編はここまで。非常に懐かしく、いろんな思い出が蘇るカメラ遍歴前編でした。

コンデジが多いのは、当時、一眼レフカメラが僕の身近になかったから。そして、時代性。当時は、スマートフォンのカメラ機能はそこまで優秀ではなかったし、スマホとコンデジはまだ別モノとの印象がありました。

2014、5年以降は、コンデジよりもフルサイズミラーレス一眼カメラ、フィルムカメラへの回帰、動画に特化したカメラ、InstagramやYouTubeにだれでも写真や動画を投稿する時代になって、そのヒトらしいカメラの選択が一気に増えた印象です。

そのあたりの僕のカメラ遍歴は、後編で。

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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