お盆の連休前に、1日お休みを取り、久しぶりに妻と2人だけでおでかけしました。東京都現代美術館で開催中のジャン・プルーヴェ展に行ってきました。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/
子どもと一緒だと美術館や展示会はなかなかゆっくりみれないのですが、今回はゆっくりと。
というわけで、以下そんな模様を写真でお届けします。
ジャンプルーヴェを知っている?
本展示の内容については、いろんなサイトやSNSに情報があると思うので割愛します。
僕は、ジャンプルーヴェをほとんど知りません。スタンダードチェアくらいしか分かっていない。スタンダードチェアももう少し新しい椅子だと思ってました。
20世紀の家具、建築といえば、僕の中ではドイツ-バウハウスであり、ヴァルターグロピウス、ミースファンデルローエたちの印象が強く、それは尖ったモダニズムであり、革命。
プロダクトデザインを学んでいた僕は、工業といったらバウハウス!といった感じです。
対してジャンプルーヴェは、フランス人で、自身のことを工人と評しています。家具や建築は、バウハウスの様な迫力やストイックさはなく、少しチカラの抜けた?感じや親しみを感じます。
プロダクトが可愛い印象があるからか、スケッチもなんか可愛い。
工人で、建築家
自身を工人、建設家と呼ぶだけのことはあり、構造はシンプルで再現しやすいらしい。パーツ数は極端に少なく、スチールを多く使用しています。このあたりはやはり20世紀のモダニズムを感じます。
建築も構造がシンプルで、組み立てがしやすく再現性が高いようです。地震大国日本の建築とは、全く異なるアプローチ。建築もプロダクトの延長線上にある、といった印象です。
コルビュジエ曰く、
世界三大建築家のひとりでもあり、ジャンプルーヴェとも親交があったル•コルビュジエは、「プルーヴェこそ未来の建築家、建設家である」と言ったそうです。
この時代のデザイナーたちは、建築も家具もなんでもできる。それがデザイナーなのだということを改めて確認しました。
評判通り、とっても素晴らしい展示でした。非常に知識探究心がくすぐられました。
二階のサンドイッチ
そして、展示を観たら上のカフェで一息。久しぶりに妻と2人でゆっくりできた1日でした。
二階のサンドイッチ。サンドウィッチではなく、サンドイッチ。
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