家のハナシ.6 コンパクトなお家で、豊かに暮らすために2階リビングという選択肢。

今回は、ラフプラン以降の話です。基本設計、実施設計あたりまで。

ラフプランを見て、楽しそうな暮らしができそうだなと思い、この建築士さんにお願いしようと決めました。建築士さんは、岐阜にあるピュウデザインさん。というのは前回まで。

目次

ラフプランのコンセプト

改めて、ラフプランのお礼と本設計業務依頼をし、正式に契約を締結しました。

僕はラフプランを非常に気に入っていましたので、そのままラフプランをベースに設計を進めてもらいました。

建築費用のことを考慮すると、25坪程度のコンパクトな家にした方がよさそうということは、早い段階で建築士さんと共有していました。3人家族であること、そして僕たちの価値観を考慮してもコンパクトな家というのは納得です。

ラフプランは、室内空間の広さを補うため、外部に拡張できるよう2階には回遊デッキを設けています。その下がピロティにもなり、1階のスペースも拡張され、その周囲に板を張り巡らせることで囲まれたプライベート空間も確保しています。

ラフプラン

ラフプランをベースに間取りを変更

ラフプランだと一階に水回り(お風呂、洗面所、トイレ)とリビングを想定していましたが、リビングがイメージよりも狭くなるようでした。

そこで、家族が常に集うリビングをできるだけ広めに確保できるように、間取りを変更しました。

リビングダイニングと子供の部屋は二階に、水回り、寝室、ワークスペースは一階にしました。

ラフプランより3畳程度、リビングダイニングが広くとれる。

また建築士さんが最初に現場を確認しにきた時に、既存の建物の二階ベランダにあがり、そこからの景色をみて、新しい家でもこの立地や景色の良さを活かせるといいですねぇ、と言ってくれたことも記憶にありました。

二階にリビングをつくることで、それがより活かせそうです。

二階に生活スペースをもっていくと、老後が困るという心配があると思いますが、僕たちが老後を迎えるときは世の中いろいろ変化していると楽観的に考えています。どっちみち、リフォームとかは必要になるだろうし。

いろいろ検討しましたが、老後のことを考えるより、今を大切にしたい。というのが結論です。

 

モックにてイメージを深掘り

設計がある程度、固まってきた段階でモックを制作して頂きました。

細かいところまで、再現されたモックアップ。かなりイメージが深まりました。丁寧な仕事ぶりだなぁ。

室内も完全再現。非常に嬉しいですね!
フェンスの高さ、バルコニーの広さ、屋根の角度など、立体するとよく分かる。

その後、実施設計に入っていきます。ここから細かい調整が、施主(僕)、建築士、施工業者で行われました。

このあたりは割愛しますが、建築士さんは、イメージが湧いていない施主(僕)に対して、事例写真やサンプル提示し、理解してもらい、内容をまとめて施工業者とやりとり。

それが仕事だと思いますが、大変だったと思います。ましてや遠方だし、土地の件もあって指定の施工業者でしたので。

次回は、建築費用の見積もりと減額に向けた工夫した点など記していければと思います。

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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