以前、ここで記した通りIWC(オールドインター)のcal89をオーバーホールに出していた。オーバーホールは、この時計を購入した森下にあるケアーズさん。
約3ヶ月くらい時間がかかりましたが、その仕上がりはいかに。
オーバーホールを依頼してから手元に帰ってくるまでの手順、費用なんかも合わせて記録しようと思う。
オーバーホール(修理)の手順
まずは、オーバーホールの前にケアーズさんの修理工房にて時計を確認して頂いた。手順としては、ケアーズさんのホームページのとおりだ。
約10年ぶりということでいろいろ悪くなっているところもあるかもしれない。風防も傷ついていたし、見えない箇所はもっと重症かも。
約2週間くらいで御見積を頂いた。見積は下記の通り。
- オーバーホール ¥19,250
- 天府周り調整 ¥4,400
- 風防交換 ¥5,500
- ケース錆除去 ¥2,200
- ケース洗浄 ¥2,750
- 磁気抜き(サービス) ¥0
- ゼンマイ交換[劣化金属疲労により要交換となる場合] ¥7,700
- 天芯交換[磨滅などにより交換となる場合] ¥11,000
金額としては、¥34,100~¥52,800とのこと。10年使用しオーバーホール費用がこのぐらいというのは、ありがたい。アンティーク時計の良さでもある。現行の時計のオーバーホールでは、こんな金額ではできないだろう。
見積内容でお願いした。
オーバーホール(修理)の費用
見積から約1ヶ月半でオーバーホール完了の連絡がきた。
費用は何と、¥34,100!
おー、想像していたより安い。正直¥52,800かかるかと思っていた。
ちなみに、オーバーホールの¥19,250はオーバーホール基本料金から30%OFFである。
ケアーズさんは、ケアーズで購入した時計に限りオーバーホール基本料金は30%OFFなのだ。
もちろん磁気抜き無料。
仕上がり
ケアーズ森下店まで時計を取りに行く。
いざ手に取ってみると細かい部分もキレイにしてもらえたのがすぐわかる。ラグの隙間にあったくすみもキレイになっていたし、風防も交換した。
さすがケアーズ。いい仕上がり!cal89のポテンシャルを最大限発揮してくれたようだ。
アンティーク時計は、ちゃんと修理、メンテナンスをしてくれるお店で購入するに限る。鉄則だ。
cal89の仕上げはバツグンにいいって聞いたことがあるが、定期的にオーバーホールに出していれば、まさに一生使える時計となるだろう。
ベルト
このオールドインターは、ずっと革ベルトで使用していたが、今回は気分を変えてステンレスブレスをつけてみた。
ステンレスブレスはプライベートアイズさんのオリジナルブレス。
ブレス幅が16ミリなので、このオールドインターのラグ幅18ミリには少し違和感があるが、まぁよしとしよう。
cal89の薄いケースに、このうすいブレスが心地よいのだ。
オーバーホールにも出して、ベルトをブレスに変えてかなり気分がいい。
これからも大切に使っていこうと思う。
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