僕の中のデザインヒーローのひとり。岩崎一郎氏の展示「SIGMAの10年 — プロダクトデザイナー岩崎一郎」に行ってきました。

先日、やっとこさ松屋銀座の7階デザインギャラリー1953で開催されている「SIGMAの10年 — プロダクトデザイナー岩崎一郎」に行ってきました。岩崎一郎氏は、僕がプロダクトデザインを学び始めてすぐに憧れたプロダクトデザイナーでひとりです。プロダクトデザイナーの中で最もプロダクトデザイナーらしいデザイナーは?と聞かれれば、僕は「岩崎一郎さん!」と答えると思います。

学生時代に「リアライジング・デザイン」というTOTO出版から出版された本を読んでは、岩崎一郎氏のデザインっぷりに憧れを抱いたものです。その本はボロボロになっても未だに本棚にあります。

あとは強烈に印象に残っているのはau Design project。初期のコンセプトモデルもよかったし、iidaシリーズで製品化された携帯電話「G9」は、とにかくカッコよかった。

あの2000年代のデザインを学生の時にいろいろ見て、触ることができたのは、ほんとに素晴らしい経験だなぁと今になって改めて思います。

そんな岩崎氏が、カメラ・交換レンズメーカーSIGMA社と仕事をして10年の記念に展示をしたようで。精巧さ緻密さ堅牢性を要するSIGMA社のカメラ・レンズ、その他オプション品のすべてに岩崎一郎氏の破綻のない硬派なデザインが行き届いていて、プロダクトデザインの魅力たっぷりな展示でした。

この展示は、平日に足を運びましたが、会場にはSIGMAユーザーが結構いました。dp Quattroシリーズを首から下げて。側からみてもカッコいいカメラでした。

今回の展示を通して、元々のSIGMAユーザーはもっとSIGMAを好きになったんだろうなと感じます。

展示だけでなく、コンセプトブック、ブランドブックもすごくよかったです。ちなみにSIGMA社のブランディングは、佐藤卓氏。ここにもデザインヒーローが。

展示は9月12日までの開催です。もう終わる。。

写真はブランドブック

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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