佐宗邦威著『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』読了。「他人モード」ではなく「自分モード」で生きて行く。

少し前に、会社の先輩からお薦めされた本『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』を読了しました。

2019年3月に発売された本です。著者は、デザインファームBIOTOPEの佐宗氏。

目次

背景

会社員として会社に勤めて仕事をしていると、会社の目標と個人の目標が、なかなかリンクしないなぁ、なんてことが出てきます。会社のために頑張っているけど、それがどれだけ自分のためになっているの?自分ごととして時間を使えているの?なんて思うことがよくあります。

若い時は、業務の範囲が限定的で、その業務が好きなこともあり、スキル、知識知見も明確に向上したり、それなりに結果もでて充実感も得られることもあって「自分モード」になっているなぁ、なんて感じることも多かったです。特に僕の場合は、専門職なこともあり。

それが(会社員として)経験を重ねると業務の範囲が広がり、業務に関わる人が増え、得意じゃないこともやらざるを得ない状況も増え、多少は責任も出てきて、そうなると感覚的に「自分モード」ではなく「他人モード」で生きている、みたいな。

ちなみに「自分モード」「他人モード」ってのは、この本に書かれていた言葉です。

そんな時に「BIOTOPEの人が書いた本だよ」って、薦めて頂いた本。

「自分モード」そして「ビジョンドリブン」

この本には、冒頭の方でいくつかの世界が例えとして描かれています。BIOTOPEのYouTubeに動画がありますので、見てもらうとわかりやすい。

そして、下の4つの思考のことが4章限で書かれていますが、0→1を創る、そしてビジョンドリブンが「ビジョン思考」で(極端に言えば)「自分モード」になるよねってこと。

日常の仕事で、ビジョン思考になるってなかなか難しい。特にデザインを仕事にしていると課題があり、顧客がいるのでどうしても「他人モード」になっちゃうケースは多い。

デザインというアプローチが創造性を発揮しうるのは、クライアントの存在があるからだ。「他者から課される制約」をエンジンにしているがゆえに、いつのまにか「自分のため」という視点が抜け落ちることがある。

p63

そんな時には、ワクワクすることを妄想し、解像度を上げて、美大生のように手を動かし表現しよう!みたいなことが書かれています。下記の図のような。

その後の本の内容は、具体的な思考法やフレームワークが書かれています。デザインやアートにあまり縁がない方は、この本に書かれたフレームワークをやってみるといいかもしれません。

まぁ、このブログを書いている時は、会社員の仕事とは別に、自分の好きなことだけを好きな時に書いているので、明らかに「自分モード」ですね。

「自分モード」を保つためにも、まだブログは続けていきたいと思います。

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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