愛用機、SONYのRX1RII(DSC-RX1RM2)のハナシ

今、僕が使っているカメラはSONYのRX1RM2というカメラです。手に入れたのは割と最近ですが、発売は2016年なので、かれこれ6年くらい前のカメラになります。初回は、RX1RM2について、です。

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RX1RM2特徴

カンタンにいうと小さなボディにフルサイズセンサーをねじ込み、ZeissSonar35mmのf2.0単焦点をつけたコンデジです。しかもそこに収納式のファインダーがついている、かなりSONYっぽさ全開な製品だと思います。

スペックだけみるとLeica Q2に近い気もしますし、実際この2機種を比較されている方も多いです。
このRX1RM2の原型となるRX1は2012年に発売、2014年にはローパスフィルターレスのRX1Rが発売されます。一時期、RX1RM2の後継機が出るとか噂がありましたが、たぶん出ないんじゃないかな。そのくらいRX1RM2は完成されていると思います。

発売当時の印象〜購入まで

2012年、僕が最初にRX1を見た時は、こんな価格もスペックの高すぎるこのカメラは誰が買うんだ。。。といった印象でした。少なくとも僕なんかが手にすることは一生ないと。

2012年くらいはフルサイズのカメラなんてプロかハイアマのヒトしか使わないような感じだったし、ましてやレンズ交換ができないなんて話にならない。(当時、僕はSONYのNEX-7というAPS-Cのカッコいいカメラを使っててかなり気に入っていたし。NEX-7についてはまた別の機会に語りたいと思います)

僕はNEX-7α7iiを経て、RX1RM2を愛用しているのですが、SONYが作った尖りまくったこのRX1RM2の魅力に気付くまで数年かかりました。その間に、家族が増え、荷物も増え、カメラは持ち歩かなくなり(当然レンズ交換もせず)しかしiPhoneでは写りが物足りないこともあり、ずっと前から気になっていたRX1RM2をマップカメラで触り、この小ささと写りの良さ、圧倒的なカッコ良さにヤラレて手に入れる事にしました。中古なら値段もこなれてきていますしね。

スタイリング

このRX1をデザインしたのは高木紀明さんという方です。この方のデザインって、全く妥協が感じられないんです。これ以上ないというところまでスタイリングを突き詰めた印象をプロダクトから感じます。

RX1はボディの四角とレンズの丸筒を組み合わせたシンプルな造形ですが、コンパクトさを強調するようなボディとレンズのサイズバランスが絶妙。操作性を考慮して、レンズは筐体のド真ん中にはないんだけど、よりシンプルでアイコニックに見せるがためなのか、パッと見、真ん中にレンズがあるようにも感じます。

手にしたらギュッと凝縮されたような塊感と質感の高さが直感的にいいカメラだと思わせてくれます。彫刻文字の深さやレンズのローレット形状も相当な検討をしてたどり着いたんだろうな。

RX1RM2には、ワンタッチでポップアップと収納ができる有機ELファインダーが内蔵されました。実にSONYっぽい。これらを実現してしまう技術者も凄すぎる。凄すぎて形容できない。

デザイナーの高木紀明さんが、RX1をまさに一生モノと言っておりましたが、それはまさにこの製品に関わったヒトたちの自信の表れだと思います。普通なかなか言えないですから。


そんなカメラをデザインしてくれて心から感謝と尊敬を。今日も僕は、この大好きなカメラで大好きな人を撮影します。

 

作例

作例です。ほぼ撮ってだし。

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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