プランが固まってきて、モックでも確認し、実施設計に入っていきますというのは前回までの話。
ある程度、予算を抑えられる設計で考えていましたが、なかなかそうはいかず。。
施工会社に本設計内容でどのくらい費用がかかるのかを見積提示してもらいました。ウッドショックに加えてロシアウクライナの問題も重なり、当初、僕の中で想定していた金額より4〜500万円程度予算オーバーしていました。(当初の想定が甘かった。。)
そこで、建築士さんが予算を抑えるためにいろいろ工夫、提案してくれました。
収納の可動棚は自分たちで用意する
収納は少し多めに設計していました。可動棚を採用したのは、ウォークインクローゼット、ワークスペース。レールは取付けてもらい、収納板のみを購入して取り付けるイメージです。
寝室以外、一階の天井の仕上げはなし
普通の場合、天井の構造は、上の階の梁があり、下地の受け材、下地、石膏ボード、クロスの順での構成されているそうです。
一階は、寝室以外は水回り、廊下、収納、ワークスペースですので、割り切って仕上げはなし。二階の構造材がそのまま見えるようになっています。これも木造ならでは、と割り切っています。
寝室は、寝る時に天井を見上げるでしょうからやはり仕上げありです。
造作家具は施工会社ではなく、複数の家具屋に相見積のうえ制作依頼
本来、造作家具は施工会社に建築と合わせてお願いするのが良いと思います。しかし、施工会社さんよりも家具屋さん、家具職人さんにお願いする方が、条件がよい場合もあると思います。
私は、建築士さんから紹介してもらった会社と自分で調べた近くの会社、合わせて2、3社に見積をしました。
結果、キッキンの背面のキャビネット、玄関の靴収納は、建築士さんが紹介してくれた家具屋さんに依頼しました。
フェンス、デッキの塗装はなし(後々自分で行う)
フェンス、デッキは、最初から塗装をする想定でしたが、想像していた色とだいぶ異なるとのことでした。
僕が想像していた色はくすんだグレー。そのためには、塗装はせず、一定期間経過して良さそうな色になったタイミングで塗装することとしました。
なので、引き渡し時ではフェンス、デッキの塗装はなし。
木製フェンスは、四方から二方に変更
家の四方をぐるっと囲う想定だった木製フェンスは、二方に変更。お隣さんと隣接している北側、東側は、もともとお隣さんの塀があるためなしにしました。
南側と西側は、周りからよく見えるため、木製フェンスを残して、プライベートな空間が確保できるように配慮しています。
床材の見直し(オーク、ラワンから場所によってシートに)
ここが1番コストをおさえるのにインパクトがあったところかもしれません。
当初、床はすべて木を想定していましたが、ウッドショック、ロシアウクライナの問題で材は高騰。
エントランスからつながるワークスペース部分のみ木(ヘリンボーン)を残し、他は思い切ってシートにしました。
最後まで悩みましたが、最近、認知症気味で粗相をしがちな老犬を飼っていることも考えるとシートの方がお手入れしやすいなと。
雪止め金具なしに変更
当初、屋根に雪止か金具をつけることも考えていました。しかし、僕が住む関東地方は、そこまで雪は降らないなと。年に一回か二回。しかもしっかり積もることはほとんどありません。
雪が落ちても敷地内におちますし、なのでなしです。
その他諸々、調整。
そして、許容できる予算に抑え、工事に入っていくのです。そのあたりはまた次回。
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