千葉県市川市本八幡にある木造2階建ての建物 moto.8が気になる

先日、とあるイベントに知人が出店するということで足を運んだ千葉県市川市本八幡にある建物「モトッパチ moto.8」

moto.8 もとっぱち
https://maps.app.goo.gl/Ugo6Rt5FjdMxywKb6?g_st=ic

木造二階建て。比較的新しそうな建物で、一階には美味しそうなお店があります。

駅から近く、周りは普通の建物が多い場所にも関わらず、この敷地と建物だけ雰囲気がよく趣きがあります。その敷地だけ、時が止まったかのような。

それが逆に気になり少し調べてみました。

 

庭の木々の間からは、総武線が見える。
中庭からは、駅前のタワマンが見える。
敷地内から。敷地の外は、都会の日常。

「モトッパチ moto.8」という建物は木造2階建てのテナント兼用住宅。

設計は、横浜市にある株式会社みかんぐみが行なっているそうです。

以下、みかんぐみさんのHPからの情報。

元々敷地内に建設されていたオーナーの母屋である、築80年程の木造住宅の再現である。この旧母屋は、「同潤会アパート」等の設計で知られる、同潤会メンバーの「柘植芳雄 氏」の初めて手掛けた民間の木造住宅である可能性が高く、歴史的価値の高いものであることが敷地調査の段階でわかった

https://mikan.co.jp/archives/7284

同潤会アパートは少し知ってますが、拓植芳雄氏は知らず、ネットで調べてふむふむ。

どうりで、雰囲気があるわけだ。限られた敷地に、母屋があり、庭があり、そこに樹木があります。

母屋の瓦屋根

柱、梁、瓦、建具等を保存し、再現後に再利用することとした。

敷地内の樹木には、ほぼ手を入れず、既存の庭園の景観を維持している。

https://mikan.co.jp/archives/7284


なるほど。建物は新しいのに、年月を重ねた樹木や前からそこにあったかのような庭に違和感がありましたが、こういうことだったのですね。

柿の木。何年前からそこにある雰囲気は、実際そうだった。
紅葉も。

モトッパチ moto.8のように、過去からなんかしら受け継いだり、積み上げることで、この地の歴史や文化を感じ、それを未来に繋ぐことが、その街の特色にも繋がるんだなぁと思いました。

こういう建物、設計思想、素敵ですね。

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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