建築士さんと建てる家。設計のためにどのような打合せをする?施主はなにを伝えるべき?

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前回は、どんな建築士さんに依頼するべき?建築士さん選びのポイントは?ということで、僕なりの考えを記しました。今回はそんな僕がどんな建築士さんに依頼したか、どんな会話をしたかについて書いていきます。

目次

依頼した設計事務所

僕たちが依頼した建築士さんは、岐阜県の設計事務所、ピュウデザインさんにお願いしました。

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たしかPinterestで事例画像を見つけ、HPやSNSで調べ、2020年の春にはじめてコンタクトをとりました。当時は1回目の緊急事態宣言中。

そんな状況で初めての打ち合わせをZoomで行い、その時の土地の状況(過去記事をご参照ください)をお伝えしたり、過去の事例、設計の進め方、費用などをお聞きしました。

岐阜から僕の住んでいる関東圏までは3〜4時間かかるため、ご対応頂けないかなとも思っていましたが、初回の打ち合わせの段階で、遠方でも対応した事例や工夫すれば実現できることなどその場でご提案頂けました。

現地調査

土地の件があり、本当に家を建てることができるか分からない状態が続きましたが、初回の打ち合わせから半年後2020年の秋頃に一度現地に来て頂きました。

既存の建物や周辺の環境を見てもらい、ラフ提案に向けた打ち合わせ(打ち合わせというより対話)をしました。既存の建物の2階ベランダにあがり、そこからの開けた景色を建築士さんとみて、「新しい家でもこの立地や景色の良さを活かせるといいですねぇ」とかそんな会話をしたのをよく覚えています。

対話の中で、建築士さんの性格や暮らしぶりもなんとなく分かりました。価値観や世間のやり方を押し付けることもなく、気を遣いすぎることもなく、人としてふつうに対峙してくれている印象。建築工程は長いですし、以後長く付き合うことにもなる建築士さんは、人としてのバランス感覚や魅力も重要なんだなぁと。

また事例について、いろいろ質問しましたが、まぁ説明が分かりやすいのと、ていねいな仕事ぶりが分かること。

制約の中でかなり工夫し建物を設計している印象を受けました。

設計もデザインも研究も、探究心や楽しむ気持ちがないと、クライアントが直感的に「イイ!!」と思う仕事はできないのかもしれませんね。

その後、土地の話がなかなかまとまらず改めてラフプランの話ができたのが2021年の夏でした。初めてコンタクトをとってから一年以上も経過していました。

ラフプラン

現地での視察、打ち合わせからラフプラン作成依頼まで、半年以上時間があいてしまいました。その間、心がけていたことは、『家のイメージを持っておくこと』と『建築士さんにイメージを提示すること』を行いました。気軽に連絡できる方だったので。

その時の資料や画像

あと『新しい家でこんなこともしたいです』というようなことも建築士さんに都度お伝えしていました。

具体的には、

「気持ちよく料理がしたい 子供が少し大きくなったら一緒に料理したい」

「夜、子供と星をみたい」

「自宅の外で、七輪を使いたい」

「祖母が建てた既存の建物は、縁側があり、そんなところで育ったため、内と外のあいまいな空間がほしい」

「自転車とか子供の遊び道具を外から見られたくない」

などなど、他にもいろいろ。

そして、2021年の夏にラフプラン作成(一次ラフプランは無料という設計事務所は多い)頂きました。

ラフプランの第一印象は「楽しい家になりそうだな」そんなワクワクをさせるプランニングでした。

ラフプランの一部

基本構想、ラフプランもよかったし、建築士さんの人となりや仕事の進め方も安心できたし、なによりもこの人の設計する家で生活してみたいと思えましたので、設計契約することとしました。

ラフプランの一次モックアップ

次回は、契約後から本設計、見積に向けたハナシができたらと思います。

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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