昔から鉄瓶、とくに南部鉄器への憧れあり,いつかは所有したいと思っている。
最近、鉄瓶の所有欲が上がってきて、時間があれば南部鉄器を調べている。
鉄瓶は国内でも海外でも人気で、モノによっては受注生産でなかなか手に入らないものもある。すぐに錆びるため手入れが大変とか、持ち手が倒れないので収納場所に困るとか、重いとか。
それでも鉄瓶が欲しい。
世の中便利なモノばかりだけど、不便なモノがあってもいいよね、不便だけどそれ以上の魅力があればいいよねということで、一生使用するであろう南部鉄器の購入のため、情報収集。
所有したい鉄瓶の条件
まずは購入する鉄瓶の条件を明確にする。
条件としては下記の5つくらいかと。
- 南部鉄器であること
- 容量は1リットル程度
- できるだけクラシカルでスタンダード、ザ・鉄瓶といった見た目
- 持ち手が倒れること
- 我が家はガス火のため、IH対応でなくてよい
この条件を満たし、直感的にいい!と思える鉄瓶を探したい。
可能な限り、実店舗などで手に取ってみる。
南部鉄器「盛岡」と「水沢」
南部鉄器は「盛岡」の鋳物と「水沢」の鋳物があるそうな。
「盛岡」は美術的要素、趣味嗜好が強いといわれ、江戸時代の茶の湯文化から進展してきた。
有名なメーカーといえば、1902年(明治35年)創業の『岩鋳(いわちゅう)』。いち早く海外の販路を開拓し、海外からも高い評価を得ている。
対して「水沢」は身近な生活の道具として使われてきたもので鍋や釜も多いそう。
有名なメーカーは、『及源鋳造(おいげんちゅうぞう)』。1852年(嘉永5年)創業、1947年(昭和22年)株式会社として法人発足した会社。鉄瓶のほか鍋、フラインパンのラインナップも多く、レシピの公開や生活者に向けたコンテンツを発信していて水沢の鋳物らしいブランディング。
他には『及富(おいとみ)』。1848年(嘉永元年)創業で、この会社も超老舗。鉄瓶のラインナップが多く、サイズや形状も多種。
どのメーカー、ブランドも超老舗。つくりも素晴らしく、安心して鉄瓶を購入することができる。
これなら良し悪しではなく好みで選んで問題なし。
容量は1リットルくらいで、アラレ模様
各メーカー、鉄瓶の満水容量は0.4リットルくらいのものから2リットルくらいまでラインナップがあるが、1リットル前後のサイズにしようと思う。小さすぎず大きすぎず、今の生活を考えるとちょうどよいと思う。。
何より1ℓ容量の鉄瓶は見た目のバランスが良い。
価格帯は1万円台半ばから、メーカーによっては5万円程度の鉄瓶もある。
カタチもいくつかの種類があり、南部型、丸型、平丸型、垂尾型、他にも多くのカタチがある。
実際に店頭で手にとって何型の鉄瓶にするかは決めていきたい。
紋様も伝統的な紋様の種類があるらしいが、最も鉄瓶らしい紋様は「アラレ」。
アラレ特有のつぶつぶ模様は「霰(あられ)」をモチーフに表現され、鉄瓶の表面積を増やすことで湯を冷めにくくする効果があるという。
過度な装飾でなく機能的。
「アラレ」が施している鉄瓶を購入条件にしよう。
持ち手がたおせること
鉄瓶の持ち手は倒せないものも多い。
倒せないと収納する場所が限られる。食器棚に置くことができない場合もある。
鉄瓶を使い出したらそんなに収納することはないと思うが棚に飾ったりするには持ち手が倒せる方が良い。
持ち手が倒せることが条件。
購入候補
それぞれの条件を満たす鉄瓶は下記の通り。
岩鋳(いわちゅう)9型平丸アラレ(内面釜焼)
岩鋳(いわちゅう)9型姥口アラレ
及源鋳造(おいげんちゅうぞう)鉄瓶東雲アラレ1L
及源鋳造(おいげんちゅうぞう)鉄瓶東雲亀甲1L
アラレ紋様ではなく東雲亀甲という紋様。これも好みである。
及富(おいとみ)平成丸あられ 1L
どれを購入するかは自分が一番楽しみである。
購入する前にいろいろ調べることも買い物の醍醐味。
一生モノの買い物を楽しみたい。
↓↓↓南部鉄器、購入しました!
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