建て替えのための家の解体費用の相場は?段取りは?

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前回↑は、建築不可物件をどのようにして建て替え可能にしたかをお伝えしました。敷地をお借りし、接道を取り、そのうえで銀行の住宅ローン審査も通る見通しをどうたてたか。
今回は既存建物の整理、解体について。整理はかなり家族みんなで結構大変だった作業です。

目次

概要、解体費用

既存建物の概要、解体費用などは下記の通り。

二階建て延床面積34坪築50年以上。

解体費用、160万円

ご供養仕舞い、3万円

その他処理費用5万円程度。

貸し倉庫、6千円/月 程度。12ヶ月なので7万円程度。

計180万円程度、費用がかかりました。

一時期はおばあちゃん子の妻も祖母と同居していましたが、ここ10年くらいは祖母がひとりで住んでいたお家になります。そして3年くらい前(2019年くらい)から空き家になりました。
とっても多趣味なおばあちゃんでしたので、絵画や絵画の道具、旅行に行った時の写真やお土産、洋服、裁縫道具、現役時代に使っていた書籍、貴重品、重要書類、そして妻の子供の時の成績表やテスト結果など沢山のモノがありました。

建物の解体までにこれらの沢山のモノを可能な限り減らすことが建物の解体費用をおさえることにつながります。

手をつけやすいのは生活空間

多くのモノを処分、整理する際は、手をつけやすい場所から行うことをおすすめします。そして、基本的には即処分。どうしても迷うなら一時期保管。一時保管スペースにモノが溢れてくると、やっぱりいらないかなと思いはじめます。たぶん。

まずは一階のキッチン、ダイニング、リビングの居住スペースから行いました。その辺のモノは割とすぐに断捨離可能です。晩年は、リビングにベッドを置いて寝ていましたので、ベッドやソファなどの大型家具は、可能な限り分解して処分。書類や大切な手紙以外、古い食器や日用品などはほとんど廃棄。未開封の消耗品やオムツなど、まだ使用できそうなモノはお世話になった施設に寄附しました。週に数回、2時間程度、家を整理してきましたが1ヶ月以上はかかりました。

物置化している2階が大変

2階は近年ほとんど物置化していました。2階の整理にはなんだかんだ3ヶ月くらいかかったと思います。種類としては、着物、洋服、バッグ、アクセサリーなどの身につける系。絵画系。写真や手紙、妻の小さい時の成績表など思い出系。その他雑貨系に分かれました。
その中で、即処分するモノ、再利用するモノ、売却するモノに分別していきます。ほとんどが即処分するモノです。

再利用するモノとしては、絵の具や絵画、裁縫道具などがありました。絵画何点かは新居に飾ることに。またおばあちゃんが生前お世話になった方が何点か引き取りたいということでお譲りしました。

売却するモノとしては、着物、バッグなど。保管状態もそこまでよくなかったので、ほとんど価値はないと思っていましたが、バイセルで査定してみました。
着物5点。帯2点。バッグ(某ハイブランド)2点。財布1点。合計4万円程度。

意外と高額査定でした、ありがたや。

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そして処分するモノは出来るだけ小さくして、可燃ゴミ、不燃ゴミ、リサイクル、資源ゴミなど分別しゴミの日に出します。相当数のゴミ袋を使いました。粗大ゴミは自治体によっては直接クリーンセンター(ゴミ処理場)に出せることもできます。もちろん有料です。でも早いし気が楽。

そして残しておきたいが今住んでいるところには置けないモノも結構ありました。主に書籍、書類、裁縫道具やミシンなど。それらは家が建つまでの間、貸し倉庫に預けました。半畳ほどスペースで月6,000円程度。

ご供養仕舞い

大体が片付きました。残っているのは、大きな家具、家電(これらは建物の解体にて処理)。そして仏壇が残りました。仏壇はご供養仕舞いを行います。仏壇をお持ちの家はしっかりとやっておくことだと思います。新居でも仏壇を設ける予定ですが、既存よりもコンパクトなモノに買い替えようと思います。そのため、既存の仏壇は、中身以外は処分。そのため、僧侶に来て頂き、仏壇のご供養仕舞いを行いました。僧侶へのお布施場は3万円でした。

解体作業

ここまでやって、やっと既存建物の解体作業です。長年住んだ思い入れのあるおうちがみるみるうちに解体していくのは、いくら新しいおうちでの生活が楽しみといっても、辛いと思います。絶対見たくないと言う人も多いです。妻も解体は見ずに、更地になるのを待って土地を確認しにいきました。

遺品整理は本当に大変です。なかなか難しいと思いますが、普段から必要なモノ、そして本当に大切なモノを意識して生活することが大切です。そうすることで、どうでもいいモノは増えていきません。また。建築費用、メンテナンスの面だけでなく、できるだけ少ない荷物で生活するためにも、住まい自体をコンパクトにするということもよいと思います。

次回は、建築士さん探しについてです。家を建てるのに最も重要なことの一つかと思います。

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どなたかの参考になれば。

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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