秋田道夫さんの本「自分に語りかける時も敬語で」読了しました。結構前に読み終わっていましたが、読み返すことが多く、考えることも多くこのタイミングで記録。
この先もたまに開きたくなる本でした。
先日読んだ「アイデアとかデザインとか」が参考書なら、「自分に語りかける時も敬語で」は人生をより良くする哲学書で指南書。
備忘録も兼ねて書いていきます。
【ハッピーな職場】
仕事のできる人が、結果を求めて周りに厳しくすると職場はギスギスします。そんな職場がほとんどだと思います。
僕は仕事のできる人ではないでしょうが、目上の人にも後輩にも、関係なく優しくできる人でありたいなぁ。
【無理のない優しさ】
周りの人に優しくするためには、まず自分に優しいって、本当そう思いました。
自分に余裕がないとね。まずは自分を大切に、優しく。
ハッとさせられたコトバでした。
【平熱36.5度のインプットについて】
デザインに興味がある人は、少なからずデザイナーにも興味があると思います。知っている、詳しくなる、好きで熱心だからこそ、影響を受ける。僕も影響を受けることはまぁまぁあり、ファンと「作り手」が混在してしまうこともあったかもしれません。
以前、職場の上司に「デザイナーはアイドルを持つな!」と言われたことがあります。モノを見る時、デザインする時は、フツウの視点がないと絶対によいデザインにはつながらないとも。
まさにこの本にある、「平熱のコミュニケーション」
【「作業したこと」に自惚れない】
その日のスケジュールが埋まるだけで、仕事をしている安心を得ている人、打ち合わせをしただけ、資料を作っただけでやった気になる人、多いよなぁと。
【勉強をやめましょう】
まさに。
僕は、たぶんデザイン的でないものに対して寛容で無くなっています。
プロダクトデザインの仕事を、会社でしている時は、周りはデザインをしている人ばかりだったので気づかなかった。むしろデザイン的なことを突き詰めなければ、自分たちの存在は意味ないくらい。
でも少し離れると、この本にもあるように「デザインはいらない」といった、そういう意見も多くある。
そういう人とのコミュニケーションが必要です。
まとめ
この本を読んで、少し楽になる人も多いんじゃないでしょうか?僕は、日々のモヤモヤが少し晴れて楽になりました。
そして著者秋田道夫さんが「プロダクトデザイナー」だったのも良かった。職業で分けるつもりはないけれど、自分が経験した職種の人が言語化することで非常に刺さる事や共感することが多かったです。
いいコトバがたくさん。今の僕に最も刺さったのはコレかな。また半年後くらいには変わっていると思いますが。↓↓↓
「デザインの善し悪しは自分には判断がつかないけれど、信頼のおけるあの人がそう言うのなら協力してあげよう」。
自分に語りかける時も敬語で p.233
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