前回、葛西薫氏デザインのカレンダーについて記しました。
今回は、葛西薫氏について。
葛西薫氏
僕が一番最初に葛西さんを知ったのは、ユナイテッドアローズのグリーンレーベルのブランディングです。
当時(2002年くらい)から新宿LUMINEにグリーンレーベルがあって、田舎から上京したての大学生の僕は、そのグリーンレーベルの店内グラフィックに結構衝撃を受けました。
葛西薫氏の存在を知って以来、葛西薫氏のディレクション仕事など、雑誌や展示会で目に入ってくることが多くなりました。
普通に生活していれば、一度は絶対にみたことあるデザインを手がけています。
ホスピタルとデザイン展
5.6年前、六本木のAXISビルにて『ホスピタルとデザイン展』という展示とトークセッションがあり、参加しました。
https://hwithd.tumblr.com/about
https://www.axismag.jp/posts/2018/03/90031.html
その展示会のグラフィック・チラシを葛西薫さんがデザイン。トークセッションにも登壇されておりました。
非常に穏やかな口調で、ご自身の仕事や役割など丁寧にお話しされていて。
印象的だったのは、ある高校の壁面に、偉人の格言をラテン語で配置するというグラフィック仕事(グッドデザイン賞も受賞した、ウォールグラフィック “Wisdom on Wall”)の話。
https://www.g-mark.org/award/describe/28307
「すべて物事の始まりは小さい」
学生時代に、聞いたり知ったりするコトバってずっと記憶に残ったりするものです。人生を左右することだってあるかもしれません。
高校生活の背中を押したり、勇気づけたりするコトバになるといいな、との想いをお話されていました。
そのいくつもある格言の中に「すべて物事の始まりは小さい」という格言があるそうです。キケロという哲学者・政治家のコトバ。
葛西薫氏は、このコトバって、すごくいいなぁというお話もしていました。僕もすごくいいコトバだなと思ってメモしたことを覚えています。
僕は、座右の銘などは特にないですが、強いて言うなら、
「すべて物事の始まりは小さい」
これが座右の銘かもしれません。
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